京都の本店では予約なしでは食べることができないくらい人気！【亀八】さん自慢のもつ鍋です。

 

品の良い箱にしっかりした梱包はとても好感が持て、お店の丁寧さが出ていました。 同梱されていた「感謝状」の封筒には、京都でも有名な今熊野観音寺で「縁と幸せ」の祈願と、お清めをしたという５円玉が入っていました。

 

こちらのお店で特徴的なのは、まず薬味。 ごま、すりおろしにんにく、柚子こしょう、かんずり、輪切り唐辛子、粉末唐辛子。 それぞれ小分けの袋に入ってきます。あまり聞き覚えのない「かんずり」に興味津津。 亀八さんの常連さんだけが知る、絶品調味料だとか。これは唐辛子に米糀、柚子、塩を加え熟成発酵させたものだそうです。どんな味がするのかも期待が高まります。

ツルツルモチモチだという麺は、なんとタピオカ粉入り！それを石臼で引いているので旨みが凝縮されているそうです。 火を通さない状態では、日本そばのような見た目です。

もつはスープと別々ではなく、一つの袋に入っていました。さらに追加用のスープもたっぷりついてきました。

解凍したもつは真っ白！！ 4度洗いで、旨みだけを残した癖のないもつ。火を通しても縮まずふっくらとしています。とろっと甘味の広がる本当に美味しいもつです！「新鮮なもつは鍋に入れる分をちょっとだけ残し、軽く炙って食べてみてください」と書かれた文面に気づいたのは、鍋で完食した後でした・・・残念！

うたい文句の「育つスープ」は、甘い塩味かうすーい味噌味？というなんとなくどっちつかずな味。薄味のため、野菜などの味は引き立っています。 序盤はすりおろしにんにくを入れて、少し味に強み出していただきました。 火を小さくかけながら食べていましたが、「育つスープ」に納得。煮詰まって水分が飛んだために味が濃くなった、というわけではなく、もつや野菜の旨みが溶け合ってコクが増す。それを上手に抱き込んだ、まさに育つスープ！美味しいからと、ガツガツ食べてしまってはもったいない。京都にちなんでおしとやかにゆっくり食べて楽しむ、そんなお鍋です(笑)

気になる「かんずり」も使ってみました。 柚子と唐辛子なのでさわやかな辛さのみを期待していましたが、感想は「すっぱ辛い」。 確かに発酵させているのですっぱいのは想定内でしたが、これならダイコンのキムチ代用でいいかなと・・・ ともあれ柚子は豊富なビタミンCで、風邪予防や疲労の回復、肌荒れなどにお役立ち！ 酸味となるクエン酸には減塩効果。さらには皮部分のペクチンは血行を良くし、ヘスペリジンは脳血管障害の病気予防に効果あり。香りがいいのでリラックスもできるし、かなりの優秀食材です♪ ってことで、私は柚子胡椒でいただきました(笑)

シメに麺を、ということで別鍋で麺を茹で始めましたが、火の通りが遅い！！ でもやっと茹で上がった麺は、かなりの弾力。モッチモチなめらかで美味しい！タピオカが入っていることでこんなにも違うのか、と驚きでした。 エネルギー源となるタピオカ×小麦粉を、ついつい食べ過ぎてしまいますがタピオカにはカルシウムや余分な塩分を排出するカリウムも含まれていたりするので、スープを飲み干しても良し、とします(笑)

 

通販では味噌のみですが、店舗では塩味と醤油味もあるようです。機会があれば是非食べてみたいですね。５円玉が引きよせた「縁」。そしてそれを食べて「幸せ」になれたもつ鍋でした♪